ツイッターとブログ

 ツイッターをしばらやく試していたら、長いブログを書くのがすっかり面倒になってしまった。
 起承転結から話のおちまでつけるのが面倒になるのだろうか?


 日本の言語革命は、ブログから起こるかもと思っていたが、ツイッターがその中心になるのは間違いない。ツイッターは世界的なサービスであるため、各国の言語が入り乱れている。それは、確実に日本語の使い方を変えていくだろう。また、日本の言語革命は、同時に、コミュニケーション革命である。


 2チャンネルや、はてな匿名ダイアリーなど、匿名性を中心に発展してきた日本のネット社会が、ツイッターにおいてはかなり実名が増えている。実名とまではいかなくても、職業や所在地を明かすことが多いためく身元や経歴はだいたいわかる場合も多く、半実名というケースも増えている。
 また、人のコメントを引用したり紹介したりする機能についても、ネガティブなコメントよりもポジティブなコメントの方が波及度が高くなっているのも確かだ。それは今まで両方日本のネット社会にはあまり見られなかったことだ。日本のネット社会は、閉鎖的で批判的というのが主な特徴だったからだ。


 おそらくリーマンショック以降の不況の長期化で、より社会の流動性が高まってきており、個人のプレゼンスを上げる必要が出てきたということも大きいだろう。その人の資質や思考を見るのに、ツイッターの履歴がかなり役に立つのは間違いない。そうしたとき閉鎖した共同体のはけ口のような使い方よりも、積極的で前向きな意見が好まれるのは当然だろう。

 海外で作られたサービスを日本の社会に適応した形で作り直すという方法はそろそろ通用しない。世界的に使われるサービスを日本から作るということを日本の企業を考えざるをえなくなってくるだろう。