2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

談合と世襲

以前より、政治の世界では世襲、経済の世界では談合ということが話題になっている。最近では、トヨタも創業家出身の社長になり、名前は忘れたが、他にも大企業の中で、この不況を創業家の一族の威光によって乗り切ろうということで、世襲社長が増えているら…

21世紀の日本社会

日本はまだまだいける、という意見、もう駄目だという意見、最近よくウェブでみかけるが、戦後のように、円安で人件費や安くて、品質の高い商品を販売できる、という圧倒的に貿易に有利な条件で戦えるという状況はもう来ないのは確かだ。 特に、日本はアメリ…

アジアの昭和30年代

先日、地方ホールにて民族音楽のオーガナイズをしている友人と長電話をしていて、最近のアジア事情について話題になった。 僕らが民族音楽に夢中になった90年代初期からすでに20年近くたつけれど、その当時は世界でも民族音楽は多く伝承されていたが今はどう…

メディア産業の行方

今まで脱線して、アートの定義について考察してきたが、メディア産業自体は結局どうなるのか。 インターネットのサービスが広がりはじめた2005年以降、マスメディアの凋落は一段と激しくなってきた。 もちろん、決定打になったのは、今回の不況によって、広…

アートの定義

今までの考察の中で、アートの定義を ・アートは過去のメディアと未来のメディアにおいて表現されるもの ・個人の表現であるが、個人を超えた(精神性の)広がりを持つもの ・長期的な市場価値を持つもの としてきた。 次に、大衆芸術について考察していきた…

アートは個人の表現か

さて、ここではたして本当にアートは個人の表現か、という疑問にぶちあたる。また、高額で取引される作品がアートとして価値が高いかということも疑問である。 まず、少なくとも、個人の内面を表現する、というような考え方で作られた作品は近代以降のもので…

メディア・アート

主流のメディアから時代遅れになったものが、アートのメディアになる、という流れとは逆に、最先端の技術をアートに応用するというものもある。 最近では、コンピュータを用いた、メディア・アートやインタラクティブ・アートなどは、最先端の技術をアートに…

アートの価値

今日のアート市場において、一番価値のあるものと言えば、モネ、ゴッホ、セザンヌのように、19世紀末から20世紀はじめに生まれたものだろう。 しかし、それは19世紀に写真が発明されたために、肖像画のような需要がなくなり、写真のような写実的価値ではない…

メディアとアート

現在、近代のあらゆるメディアの経営基盤やビジネスモデルが変革期を迎えている。基本的には、広告を中心とした収益モデルが、現在のマーケットサイズと合わなくなってきているのだ。 そして、消費者に効率的に情報を告知したいクライアントと、一方でこちら…

滋賀のABC

僕もネタを提供した滋賀本が発売された。是非、滋賀に興味のある人は一読をお勧めしたい。 滋賀は、大阪、京都、兵庫(神戸)の三大都市に押され、目立たないところだが、ひけをとらないくらい魅力がたくさんある場所だ。 滋賀といえば、琵琶湖だが琵琶湖の…

雑誌の未来

スタジオボイスが休刊したということで話題になっている。 80年〜90年代の代表的なカルチャー雑誌で、サブカルチャー文化を牽引していた雑誌だけに、時代が転換期を迎えていることを象徴的に表している。 雑誌を定期購読する文化は、何時頃はじまり、何時頃…

宮武外骨の反骨

先日、歴史秘話ヒストリアで宮武外骨が特集されていた。赤瀬川原平が取り上げて、書籍にしたりしていたので名前は知っていたが、その経歴や活動について知らなかったので、ものすごく面白い人だったということがわかって参考になった。 いわゆるジャーナリズ…

幼児教育の重要さ

昨日、金スマに天才は作ることができるという、脳科学ももとづいた幼児教育で評判となっている久保田カヨ子さんが出ており、大変感銘を受けた。 旦那さんは、脳科学の世界的権威の久保田競さんで、川島隆太さんの師匠にあたる方。 旦那さんの協力で、教育メ…

携帯電話のもたらしたもの

最近、子供の携帯所持について、各自治体で議論されているようだ。携帯電話がいじめの温床になっていたり、授業に集中できなくなっていたりするのが問題視されているようだ。もはや携帯電話は、電話以外の機能も多く、ゲームだけではなく、テレビやネットも…

婚活加熱

最近やたらと婚活についての特集番組や特集記事が多い。先日、テレビを見ていたら、ついに、親同士が合同面会をして、結婚の縁談を決めるというサービスがあるという報道があった。 子供が30過ぎても結婚せず、出会いがないので、ついには親が乗り出すという…