現代住宅研究
アトリエワンの塚本由晴と西沢平良が、20世紀後半の建築雑誌に掲載された住宅から、アイテムと名付けた共通した要素を取り出し、考察を加えていったもの。
こちらは住人の視点ではなく、あくまで今までの建築家の住宅におけるケーススタディから、住宅の多様性を浮かびあがらせる。
特に、不況下の90年代は大規模プロジェクトが少なく、若手建築家の関心は住宅に向かっていたため、建築家にとって実用性の高い本だと言えるだろう。
間取り(というか平面図)と3次元パースと評論の組み合わせたカタログなのだが、本のサイズが小さいためわかりにくいところもある。内容が面白いだけにサイズの大きいバージョンも見てみたい。
- 作者: 塚本由晴,西沢大良,メディア・デザイン研究所
- 出版社/メーカー: INAXo
- 発売日: 2004/02/01
- メディア: 単行本
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