瀬戸内海の発見
瀬戸内海は「発見」された。瀬戸内海という内海は、明治以前まで一塊の海として認識されていなかった。灘と瀬戸がクラスターになっており、それららは一つの海というものではなかったのである。
それが瀬戸内海になったのは、蒸気船によって1日で航海できるようになったからである。
瀬戸内海が「発見」されていく歴史を、明らかにしていく瀬戸内海認識論とでも呼べる魅力的な書。
- 作者: 西田正憲
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1999/03
- メディア: 新書
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