コミュニティの音楽

先日、ケーブルテレビの番組で、アイルランド民族音楽の特集をしていた。アイルランドには、有名な民族音楽バンドが多数あるがそのなかでも有名なバンドの取材をしてアイルランド民族音楽の魅力を伝える内容だった。
僕も、幾つかCDを持っているし音楽は聴いたことがあるのだろうけど、顔が一致しなかったので何のバンドかわからずじまいだったけど非常に興味深かった。
もともと友人に有名なバンドとCDを教えてもらって買った程度で最近全然聴いてなかったので、記憶が曖昧だったこともあるが。

リズムを、バイオリンなどの弦楽器のフレーズで刻んでいきながら、螺旋的に変化して盛り上がっていくのは、アイルランド音楽独特のものだろう。これほど都市化が進んでも、廃れず褪せない魅力は何なのだろう?
結局のところ、それはアイルランドが持っているコミュニティの強さではないかと想像してしまう。
コミュニティの結束の象徴が音楽なのだ。

日本で音楽として比較できるとしたら、沖縄民謡くらいだろうか。後は地域に残る祭などもそうだろう。ただ、こと音楽となるとかなり減ってくる。聴くだけで場所やその社会を想像できる音楽を持っている地域に住んでいる人々は、なんて幸せなのだろうかと思ってしまう。

セレブレーション

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ナビィの恋 [Blu-ray]

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地球のうた

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  • アーティスト: 民族音楽,ミゲル・デ・ラ・トレーア,イブラヒム・チャナッカレリ,ファーティマ・ヴァーエズィー・パリーサー,ヌスラット・ファテ・アリ・ハーン,フィリップ・クーテフ・ブルガリア国立合唱団,ラースロー・ベルキとジプシー楽団,エルグネリ・ブラザーズ,ニシャート・カーン,パルト・ダース,アムジャッド・アリ・カーン
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2000/07/05
  • メディア: CD
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