故郷のありか
僕らのような団塊ジュニアの世代にとって、故郷とはほとんど、郊外住宅であり、それを故郷というのははばかられる。
宅地造成の中で過ごした幼少時代は、同時に父母の故郷に帰省する時代とも重なっているが、父母の故郷を自分の故郷のように感じることも難しい。
団塊の世代が、故郷と全共闘という現風景を持っているとしたら、僕らの世代が持っている原風景は、ガンダムや宮崎駿などのアニメやドラゴンクエストのようなロールプレイングゲームの中にある。例えば、ガンダムが25年経っても人気があるのも、宮崎アニメが人気があるのも、そこに我々の原風景を見出しているからに他ならない。
そこにある自然やそこにある人工こそが、僕らにとっての遊び場だったのだ。
しかし、今の子供達にとっての原風景とは何になるのだろう?やはりプレステやDSのようなゲーム、あるいは携帯小説や携帯ゲームの中にあるのだろうか。
ちょっとした農業ブームがやってきているが、そこに見出しているのは郷愁か新しい発見か。
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2002/10/04
- メディア: DVD
- 購入: 15人 クリック: 700回
- この商品を含むブログ (423件) を見る