婚活加熱

 最近やたらと婚活についての特集番組や特集記事が多い。先日、テレビを見ていたら、ついに、親同士が合同面会をして、結婚の縁談を決めるというサービスがあるという報道があった。
 子供が30過ぎても結婚せず、出会いがないので、ついには親が乗り出すという時代になったようだ。
とは言っても、かつては、親が乗り出した見合い結婚が主流だったので、新しい時代の見合いと言ってもいいのかもしれないが。
 ただ、どうも親も子供の生活の安定というか、将来的には自分たちの安定を願ってか、相互に条件が高すぎるようだ。

 現状でも3組に1人が離婚し、50歳の1割が結婚経験なしの未婚という時代である。これが後10年経ったらどうなるのだろうか。2組に1人が離婚し、50歳の2割が結婚経験なしの未婚という時代になっていてもおかしくないだろう。
 
 となると、結婚や家族というあり方自体が根本的に変わってきていると考えた方がいいだろう。離婚してもまた結婚するという、何度も結婚と離婚を繰り返すことを前提とし、どういう状況でも、子供の養育費が保護されるという法律を作った方が現実的だろう。

 また、コミュニティのあり方も根本的に見直した方がいいだろう。かつての血縁、地縁を中心としたコミュニティの拘束性は、ある意味で相互扶助のセーフティネットになっていたわけで、現在的な方法でそれらを取り戻す方法を考えざるを得ないのではないか。