時代を超えてモテる武将

 最近、歴史が好きな女性を略して歴女と称し、歴女が様々な武将をアイドル化して、その史跡を巡っているというニュースがやつていた。
 ドラマやアニメなどの影響があるそうだが、そのソースをよく知らないのでなんとも言えないけれど、草食男子とか言われて、まったく頼りになくった男性と比較して、戦国時代に生きた気骨ある男性に憧れる気持ちはわからないわけではない。

 なかでも、もっとも人気のある武将は、真田幸村だという。戦国武将の中でも、若干マニアックな幸村が人気があるのは少し不思議な感じがするが、有名な真田十勇士を従え、最後まで豊臣方への義を貫き、家康を追い詰めた幸村の生き方は、判官びいきの日本人には共感するところが多い。

 そのゆかりの城である上田城に、そういう歴女が殺到しているというから驚く。
まあ、どこまで、実在の彼らの生き方に共感しているかわらかず、アニメやドラマなどにキャラクター化されたものに惹かれているのかもしれないが、実際の場所に行くというところはとても新しい流れで興味深い。


 ともあれ、それが思いも拠らない形で、地域観光や産業の復興に一役買っているという事実もあるわけで、しばらく歴女の行方を見守りたいところである。