炭鉱の映画

culture-pot2010-02-09

 先日、遅ればせながら「フラガール」をテレビで見て、なかなか感動した。
 蒼井優豊川悦司はやっぱりいい演技をするなと思う。岸部一徳は別格だけど。松雪泰子も落ちぶれたダンサーをうまく演技していた。

 炭鉱が石油の時代になって、皆が失業して行く中で希望を見出す、というテーマは結構普遍的なテーマだったりする。
 イギリスでは、「ブラス」とか、「リトル・ダンサー」とかもその手の映画だ。
 「フラガール」のような新たな産業の創出とか、町興しと言った要素はないけれど。

 「天空の城 ラピュタ」なんかも無理やり炭鉱不況の映画というくくりにしてもいいかもしれない。


 炭鉱で仕事する人は激減して、すでに、リアリティがなくなっているかもしれないが、現在、石油や自動車産業を中心とした製造業が転換期を迎えており、感覚的には現在と近いものがあるのではないだろうか。
 だからこそ、「フラガール」も予想以上に評判になったのではないかと思う。

 これからの時代の「フラガール」は何だろうか?ドラマになるような興奮する試みを期待したい。

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