トらやんの大冒険
現代美術作家、ヤノベケンジの絵本。物語性の強いヤノベのキャラクターがついに独立した物語をつむぎ出した。
絵本のトらやんは、実物よりかわいい。
ヤノベ作風は、続きもの、なので、はまるまでには時間がかかる。だが、はまれば虜になる。
オールマイティで物を作れる技術、強い物語性は近年の作家ではまったく太刀打ちできないだろう。
- 作者: ヤノベケンジ
- 出版社/メーカー: 赤々舎
- 発売日: 2007/08/01
- メディア: ハードカバー
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『トらやんの大冒険』では、ヤノベ作品のキャラクターがたくさん出てくる。そんなシーンがかつてあった。金沢21世紀美術館のアーティスト・イン・レジデンスのプロジェクト『子供都市計画』である。
子供のための都市をヤノベが半年かけて、金沢21世紀美術館に作り出したのだ。
『トラやんの大冒険』は、その時の経験を隠喩的に物語化したものだろう。
是非、併せて読むことをお勧めしたい。
- 作者: ヤノベケンジ,子供都市計画研究所
- 出版社/メーカー: 美術出版社
- 発売日: 2005/10/16
- メディア: 単行本
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