ジオラマ論
19世紀の機械、ジオラマ、パノラマ、写真などの視覚機器、鉄道などの高速輸送機関、郵便などのメディアなどが、いかに人間の知覚や美学を変えて行ったか。そして、機械の美学が現在にまでいかに影響を及ぼしているか。
博物館に集約される19世紀の視覚芸術を、独自の視点と広範囲な知見を駆使して読み解いた新しい美学論。
後半には、南島論としてバリのトランス芸術が紹介され、機械の台頭とは反動的に、植民地からの情報によって19世紀の人々があこがれた南島の美学のエッセンスが語られる。
- 作者: 伊藤俊治
- 出版社/メーカー: リブロポート
- 発売日: 1986/09
- メディア: 単行本
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